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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻8号

2001年08月発行

文献概要

特集 閉塞性黄疸の診療手順 閉塞性黄疸の画像診断

PTC,ERCP,MRCPによる閉塞性黄疸の診断

著者: 味木徹夫1 黒田嘉和1

所属機関: 1神戸大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1041 - P.1045

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 閉塞性黄疸の確定診断にPTC,ERCP,MRCPはそれぞれが補完的な立場にあり,これらの検査を併用し,良悪の診断を行い,治療方針を決定する.PTC,ERCPは侵襲的な検査であるが,胆汁,膵液,組織採取が可能で,また,胆道ドレナージや胆管結石切石などの具体的な治療に結びつく.悪性疾患ではPTCとERCPの併用により癌の進展範囲の決定を行う.MRCPは無侵襲な検査法であり,スクリーニング検査として注目される.MRCPでは閉塞部位の上下流とも同時に描出が可能で,ERCPが不可能な消化管再建術後例にも利用できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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