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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻8号

2001年08月発行

文献概要

特集 閉塞性黄疸の診療手順 減黄ドレナージ術

Evidence based medicine(EBM)からみた胆道ドレナージの適応

著者: 黒木祥司1 千々岩一男1 田中雅夫1

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科

ページ範囲:P.1047 - P.1050

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 本邦では閉塞性黄疸患者の術前には胆道ドレナージにより減黄することが当然とされているが,欧米では前向き無作為割付臨床試験の結果を根拠として減黄しないで手術することも多い.しかしながら,無作為試験の結果を正しく評価するためには欧米と日本との医療環境の相違点を理解することが必要である.本稿では,これまでに報告された前向き無作為試験の結果を概説し,EBMの立場から術前の減黄術の適応に関して考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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