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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻8号

2001年08月発行

文献概要

特集 閉塞性黄疸の診療手順 減黄ドレナージ術

ENBDを用いた緊急胆道ドレナージ

著者: 大谷泰雄1 飛田浩輔1 堂脇昌一1 石過孝文1 杉尾芳紀1 柏木宏之1 石井正紀1 種田靖久1 田中豊1 田島知郎1 幕内博康1

所属機関: 1東海大学医学部外科

ページ範囲:P.1051 - P.1054

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 閉塞性黄疽による急性胆管炎は比較的軽症のものから急性閉塞性化膿性胆管炎などの重症なものまであり,種々の病態をとり,重症胆管炎の死亡率はきわめて高いのが特徴である.従来,内視鏡的緊急胆管ドレナージはEST施行後の胆管炎や結石嵌頓の予防の目的で挿人されることが報告されているが,筆者らは緊急胆管ドレナージを迅速に施行するためにESTを施行することなしに細径5FrのENBDチューブを挿入し,減黄や胆管炎の消失を待って,追加治療としてEST・ESWL・EPBD・手術などの施設にあった治療方法を選択することが可能と考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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