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特集 閉塞性黄疸の診療手順 病態からみた診療手順
閉塞性黄疸を伴う肝門部胆管癌の診療手順
著者: 新井利幸1 梛野正人1 神谷順一1 上坂克彦1 湯浅典博1 小田高司1 二村雄次1
所属機関: 1名古屋大学大学院器官調節外科学
ページ範囲:P.1059 - P.1065
文献購入ページに移動閉塞性黄疸で発症することの多い肝門部胆管癌症例では十分な減黄を行っても胆汁排泄能や免疫能は完全には回復しない.また,根治切除には広範囲肝切除が必要となる場合が多いことから,術後の感染性合併症・肝不全の発生が少なくない.しかしながら,良好なQOLと長期予後をもたらすのは唯一根治切除であることから,きめ細かい術前・術後管理に基づいて,積極的に切除を行うことが重要である.本稿では筆者らの行っている閉塞性黄疸を伴う肝門部胆管癌の診療手順を,その理論的根拠を示しつつ具体的に解説する.
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