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特集 閉塞性黄疸の診療手順 病態からみた診療手順
中下部胆管の腫瘍性閉塞の診断
著者: 三国潤一1 大内清昭1
所属機関: 1宮城県立がんセンター外科
ページ範囲:P.1067 - P.1069
文献購入ページに移動 中下部胆管の閉塞をきたす腫瘍性疾患の診断には各種超音波検査(体外US,EUS,IDUS)が非常に有用である.質的診断を含め深達度診断,脈管浸潤,リンパ節転移などについて外科に必要な多くの情報が得られる.これらに加え,直接胆道造影(ERC,PTBD造影),CTスキャン,血管造影,PTCSなどを用いて進展度診断を行うが,胆管癌の場合腫瘍の水平方向の進展を確定することは未だ困難な場合が多い.新しい診断法としてMRCP,3D CT,3D IDUSなどコンピュータによる画像処理を駆使したものが急速に発達してきている.近い将来,高精度で低侵襲の診断法として普及することが期待される.
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