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特集 外科と消毒と感染予防
感染予防としての腹腔内洗浄
著者: 植木浜一1
所属機関: 1国立水戸病院外科
ページ範囲:P.1223 - P.1226
文献購入ページに移動 術後感染予防として,腹腔内洗浄を行うか否かについては議論のあるところであるが,筆者らは閉腹に際して,約1,500mlの加温した生理食塩液にて腹腔内洗浄を十分に行い,原則として術後ドレーンを留置しない方針で腹部手術を行ってきた.現在まで,このことにより致命的な合併症を経験していない.むしろドレーン留置による合併症がなく,好結果を得ている.
重症の汎発性腹膜炎に対しても,37℃に加温した生理食塩液10,000ml以上で徹底的に洗浄する方針で好結果を得ている.
この腹腔内洗浄の実際と有用性を若干の文献的考察を加えて述べた.
重症の汎発性腹膜炎に対しても,37℃に加温した生理食塩液10,000ml以上で徹底的に洗浄する方針で好結果を得ている.
この腹腔内洗浄の実際と有用性を若干の文献的考察を加えて述べた.
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