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文献詳細

雑誌文献

臨床外科56巻9号

2001年09月発行

文献概要

臨床報告・1

5年後に再切除生検を要した乳腺アポクリン腺症の1例

著者: 石山智敏1 中村隆1 鈴木知信1 稲沢慶太郎1 遠藤泰志2 本山悌一2

所属機関: 1山形県立新庄病院外科 2山形大学医学部病理学第2

ページ範囲:P.1277 - P.1279

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はじめに
 乳腺腫瘤内にアポクリン化生上皮を認める場合,多くはそれを根拠に良性と診断されている1).しかし,多数のアポクリン化生細胞からなる腺症の場合,診断に苦慮することがある.このようなアポクリン(硬化性)腺症(apocrine[sclerosing]adenosis)が一つの病理組織学的疾患概念として提唱されるようになってすでに約十年を経るが2),本邦における報告例はいまだ少ない.最近筆者らはアポクリン腺症の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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