icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻1号

2002年01月発行

文献概要

カラーグラフ 正しい外科切除標本の取り扱い方・10

胃の切除標本の取り扱い方

著者: 嘉悦勉1 河村正敏1 高村光一1 丸森健司1 鈴木恵史1 草野満夫1

所属機関: 1昭和大学医学部一般・消化器外科

ページ範囲:P.5 - P.10

文献購入ページに移動
はじめに
 外科医にとって摘出標本を正しく取り扱うことは適切な組織学的検索のみならず,evidencebased medicine(EBM)に基づいた治療成績の比較検討には必要不可欠である.
 昭和大学医学部一般・消化器外科では切除標本の切り出し,組織標本の作製,診断までを以前は教室の研究室で行っていた.しかし,諸事情により今では固定標本の撮影までを研究室で,切り出し以後を病理検査室にお願いしている.多くの病院でも切除標本のホルマリン浸漬までが外科医の仕事で,その後を病理医にお願いしているのが一般的と思われる.そこで本稿では切除標本の取り扱い方のうち,当教室が行っている固定標本の撮影までについて述べる(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら