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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻1号

2002年01月発行

特集 最先端の外科医療

外科領域におけるテレサージェリーの現況

著者: 貝羽義浩1 黒川良望1 大橋秀一2 里見進2

所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科先進外科 2健保連大阪中央病院外科

ページ範囲:P.21 - P.24

文献概要

 テレサージェリーとは,遠隔地から手術を指導する遠隔手術支援(tele-mentoring)とロボットにより遠隔操作で手術を行うrobotic surgeryの2つの要素を中心にした通信技術の外科分野応用をいう.遠隔手術支援は,エキスパートが移動せずに手術の指導が可能で,地理的制限を超越できるため,離島や僻地の患者・医師のみならず,大都市の患者・医師にも大きなメリットをもたらす.現在,ISDN 3回線を用いた画像伝送手段を用いている施設が多いが,近い将来光ファイバーが主流となることが予想される.テレサージェリーは保険診療,費用負担など法的,社会的問題があり,いまだ一般化していないが,これらの問題を解決し,早急な全国的普及が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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