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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻1号

2002年01月発行

特集 最先端の外科医療

ZEUSTMを用いたロボット手術

著者: 渋谷和彦1 阿部永1 乙供茂1 砂村眞琴1 武田和憲1 松野正紀1

所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科消化器外科

ページ範囲:P.33 - P.37

文献概要

 内視鏡外科手術においては,拡大された画像を見ながら手術器具を操作するといった特性から,術者の手の震えも拡大されること,人間の手の動きをそのまま体腔内で再現することは困難であるというところに,ロボット手術の導入の利点があると考えられる.現在,臨床応用が図られている手術支援ロボットとして,ZEUS robotic surgical systemTMについて述べた.1998年に初めて臨床応用が報告されて以来,種々の手術が行われている.通信技術の発展による遠隔手術指導など,手術支援ロボットは教育面での可能性も大きい.
 最近,遠隔手術指導のみならず,実際の遠隔医療も可能であることが示され,今後のさらなる発展が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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