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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻1号

2002年01月発行

特集 最先端の外科医療

da Vinci®を用いたロボット手術

著者: 橋爪誠1 富川盛雅2 島田光生2 杉町圭蔵2

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院災害救急医学 2九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科(第2外科)

ページ範囲:P.39 - P.45

文献概要

 近年,内視鏡下外科手術の導入に伴い手術支援ロボットの必要性は急速に高まってきている.筆者らは手術支援ロボットda Vinci®を33例の症例に応用し,全例で大きな合併症を起こさず手術を成功させた.そのうち本稿では胆石症症例に対する胆嚢摘出術と特発性血小板減少性紫斑病症例に対する脾臓摘出術の症例を呈示した.21世紀の高齢化社会において低侵襲で高いQOLを維持でき,かつ従来の方法では不可能であった治療を可能にすることが外科領域における今後の大きな課題である.この意味でロボット手術のもつ意義は大きく,かつ大きな可能性を秘めている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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