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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻1号

2002年01月発行

文献概要

特集 最先端の外科医療

消化器癌に対するナビゲーションサージェリー

著者: 平塚正弘1 宮代勲1 石川治1 古河洋1 横山茂和1 山田晃正1 村田幸平1 土岐祐一郎1 大東弘明1 亀山雅男1 佐々木洋1 竹中明美2 石黒信吾3 今岡真義1

所属機関: 1大阪府立成人病センター外科 2大阪府立成人病センター細胞診断科 3大阪府立成人病センター病理検査科

ページ範囲:P.47 - P.52

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 消化器癌に対するナビゲーションサージェリーの目的は,最小の切除で癌病巣を完全に摘出することである.3次元画像による術中ナビゲーションは肝臓などの実質臓器の手術に試みられている.一方,消化管癌ではリンパ節郭清のナビゲーションサージェリーとして,sentinel node理論の適用が検討されつつある.筆者らは,胃癌に対して色素法を用いてsentinel node biopsyの診断能を検討した結果,T1胃癌では同定率,転移検出感度ともに100%であった.リンパ節転移の無いことを直接的に診断することが可能となり,この結果に基づいて施設倫理委員会の承認を得,小開腹下での局所切除への適用を開始した.腹腔鏡下手術に応用するには克服しなければならない問題が山積している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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