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特集 内視鏡下手術の現状と問題点
〔巻頭言〕内視鏡下手術の現状と問題点
著者: 木村泰三1
所属機関: 1富士宮市立病院
ページ範囲:P.1319 - P.1319
文献購入ページに移動 腹腔鏡下胆嚢摘出術が1986年にMüheにより初めて行われたあと,それが胆嚢摘出術の標準術式として全世界に受け入れられるようになるまで,わずか10年ほどしかかからなかった.内視鏡下手術の低侵襲性の利点が注目され,次々と他の手術も内視鏡下に試みられ,施行可能とされた.しかし,気胸手術あるいはニッセン手術を除けば,内視鏡下手術が標準術式になったといえないのが現状であろう.その理由は何であろうか.
内視鏡下手術が短期間に標準術式であると認められるためには,いくつかの条件がある.その条件を列挙してみると,
内視鏡下手術が短期間に標準術式であると認められるためには,いくつかの条件がある.その条件を列挙してみると,
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