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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻10号

2002年10月発行

文献概要

特集 内視鏡下手術の現状と問題点

胸腔鏡下気胸手術の現状と問題点

著者: 鈴木一也1 霜多広1 伊藤靖1 朝井克之1 高橋毅1 浅野寿利1 木村泰三2 数井暉久1

所属機関: 1浜松医科大学第1外科 2富士宮市立病院

ページ範囲:P.1335 - P.1340

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 胸腔鏡下手術は気胸の治療として急速に普及し,外科治療の主役となった.しかし,症例の積み重ねと,長期間の観察によって術後の再発が多いことが明らかになってきた.初回手術時の病変の見落としと,不十分な切除が主たる原因と考えられた.明らかなブラ,ブレブとその周辺の切除を安易に行うのではなく,全胸膜面を良く観察し,大きめの切除を心がけること,縫縮術の追加やメッシュの張り付けなど,追加処置を考慮することが必要であろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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