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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻10号

2002年10月発行

特集 内視鏡下手術の現状と問題点

肺癌(原発性,転移性)に対する胸腔鏡下手術

著者: 白日高歩1 山本聡1 米田敏1 吉永康照1 岩崎昭憲1 川原克信1

所属機関: 1福岡大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1341 - P.1345

文献概要

 胸腔鏡下の肺癌手術は早期の肺野型肺癌を対象として実施されるが,リンパ節郭清については右側は信頼されうるものの,左側ではやや不十分な感を否めない.したがって,左側進行肺癌での実施は時期尚早の感がある.一方,術後の生存率については通常開胸よりも良好な成績が得られており,非侵襲性でもあることから今後更なる発展が望まれる.また微小癌については胸腔鏡を利用した縮小手術が採用され,特に区域切除が普遍化する可能性が高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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