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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻10号

2002年10月発行

文献概要

特集 内視鏡下手術の現状と問題点

逆流性食道炎,食道アカラシアに対する内視鏡下手術の現状と問題点

著者: 柏木秀幸1 小村伸朗2 矢野文章2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学柏病院外科 2東京慈恵会医科大学外科

ページ範囲:P.1353 - P.1360

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 胃食道逆流症(逆流性食道炎を含む)や食道アカラシアに胸腔鏡下,腹腔鏡下の手術は定着し,手術手技に関する検討や重症例に対する適応拡大が行われるようになってきている.胃食道逆流症の維持療法に対する代替治療や食道アカラシアに対する第一選択治療としての適応も生まれているが,一方,進行した症例に対しても内視鏡下手術が行われるようになり,良好な成績も報告されてきている.一方,特に進行例において問題となるが,直視下手術との比較で再発率が高いとの指摘であり,今後の課題となっている.再発例や再手術例の検討で,適応とともに内視鏡下の手術手技が問題点として指摘されており,高度の技術の普及が重要な課題となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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