icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻11号

2002年10月発行

文献概要

特集 癌診療に役立つ最新データ Ⅱ.甲状腺癌

甲状腺癌の診断に関する最新のデータ

著者: 杉谷巌1 山田恵子2 池永素子3

所属機関: 1癌研究会附属病院頭頸科 2癌研究会附属病院放射線診断科 3癌研究会附属病院細胞診断部

ページ範囲:P.35 - P.41

文献購入ページに移動
 わが国において甲状腺癌全体の85%以上を占める乳頭癌の診断は超音波,細胞診により容易であり,診断率は100%に近い.CT,MRIやシンチグラフィは腺外浸潤や遠隔転移の診断にのみ有用である.転移のない被包型の濾胞癌の術前診断は困難である.髄様癌は血中カルシトニン高値により診断できるが,最近では遺伝性の診断に遺伝子検査が行われるようになってきている.未分化癌,悪性リンパ腫の診断には生検を要する場合もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?