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文献概要
特集 癌診療に役立つ最新データ Ⅲ.肺癌
肺癌の再発診療に関する最新のデータ
著者: 多田弘人1
所属機関: 1大阪市立総合医療センター呼吸器外科
ページ範囲:P.69 - P.72
文献購入ページに移動 肺癌の根治切除後の主な再発部位は遠隔転移で,その約80%を占める.再発部位の中で頻度が高いのは肺,脳,骨,肝である.局所再発の占める割合は20%前後である.時期的には50〜60%が2年以内に再発し,5年以降にも再発する危険性は残っている.再発を早期発見するために各種の検査が行われるが,これが生存に繋がるというevidenceはない.しかし,ごく限られた症例で再切除することで(streotactic radiosurgery to brainを含む)長期生存がみられることもある.
Palliativeな治療としては脳転移に対するステロイド治療,骨転移に対する放射線療法,気道閉塞に対するステント・放射線治療がある.これらは,QOLの改善に繋がるものと考える.
Palliativeな治療としては脳転移に対するステロイド治療,骨転移に対する放射線療法,気道閉塞に対するステント・放射線治療がある.これらは,QOLの改善に繋がるものと考える.
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