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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻11号

2002年10月発行

特集 癌診療に役立つ最新データ

Ⅳ.乳癌

乳癌の再発診療に関する最新のデータ

著者: 池田正1 神野浩光1 松井哲2 三井洋子1 麻賀創太1 武藤剛1 和田真弘1 北島政樹1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科 2慶応がんセンター

ページ範囲:P.94 - P.100

文献概要

 乳癌は予後がよい癌としても知られているが,全体でも約1/4は再発する.術後10年を過ぎて再発する症例もあり,長期の経過観察が必要な癌でもある.再発部位は局所,肺,肝,骨が多い.再発後生存期間は約2年半であるが,肝転移は最も予後が悪い.再発後の治療はホルモン療法から行っても化学療法から行っても生存期間に有意差はないため,ホルモン療法から行うことが一般的である.これら種々の治療を行うことにより比較的長期の生存も期待できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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