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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻11号

2002年10月発行

文献概要

特集 癌診療に役立つ最新データ Ⅴ.食道癌

食道癌の診断に関する最新のデータ

著者: 広野靖夫1 山口明夫1

所属機関: 1福井医科大学第1外科

ページ範囲:P.107 - P.112

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 表在癌の深達度診断には従来のX線検査や内視鏡検査に加えて超音波内視鏡(EUS)の果たす役割が大きい.リンパ節転移検出にはFDG-PETとCTでは前者のほうが優るという報告が多いが,CTとEUSを組み合わせると同等となる.またPETは遠隔転移の検出能に優れ,MRIは病変の局所の評価に適している.これらの検査の利点や限界を考慮し,複数の組み合わせにより診断することが大切である.「1995-1997年全国食道がん登録調査報告」では表在癌は約3割占めるが,高度進行例も依然多い.cT3以上は全体の半数で,StageIVは約14%であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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