icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻11号

2002年10月発行

文献概要

特集 癌診療に役立つ最新データ Ⅶ.肝癌

肝癌の診断に関する最新のデータ

著者: 波多野悦朗1 山岡義生1

所属機関: 1京都大学医学研究科消化器外科

ページ範囲:P.171 - P.177

文献購入ページに移動
 肝癌の診断には主に腫瘍マーカー,CT,超音波検査が有用である.原発性肝癌のうち93.1%が肝細胞癌で,5.2%の胆管細胞癌がこれに続く.肝細胞癌は胆管細胞癌に比べ障害肝に発生するが,今後早期肝細胞癌の診断が増加するものと予想される.胆管細胞癌切除例の約4割の症例がリンパ節転移を伴っている.再発時の肝外病変として肝細胞癌では肺,骨,リンパ節,腹膜,副腎が,胆管細胞癌では腹膜,リンパ節が多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?