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特集 癌診療に役立つ最新データ Ⅶ.肝癌
肝癌の診断に関する最新のデータ
著者: 波多野悦朗1 山岡義生1
所属機関: 1京都大学医学研究科消化器外科
ページ範囲:P.171 - P.177
文献購入ページに移動 肝癌の診断には主に腫瘍マーカー,CT,超音波検査が有用である.原発性肝癌のうち93.1%が肝細胞癌で,5.2%の胆管細胞癌がこれに続く.肝細胞癌は胆管細胞癌に比べ障害肝に発生するが,今後早期肝細胞癌の診断が増加するものと予想される.胆管細胞癌切除例の約4割の症例がリンパ節転移を伴っている.再発時の肝外病変として肝細胞癌では肺,骨,リンパ節,腹膜,副腎が,胆管細胞癌では腹膜,リンパ節が多い.
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