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特集 癌診療に役立つ最新データ
ⅩⅠ.大腸癌
文献概要
大腸癌治癒切除後の再発として肝,肺,局所,腹膜などへの転移が認められる.これらの転移に対し,切除可能であれば切除することで治癒が期待できるが,切除の対象となるのは10〜30%と頻度は低く,大部分が切除不能である.このため術後再発を早期に発見し,治療する目的でサーベイランスが行われている.ここでは大腸癌治癒切除後の再発形式,頻度,再発発見の方法,そして再発に対する治療(切除および切除不能症例)について述べる.
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