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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻12号

2002年11月発行

文献概要

カラーグラフ 正しい外科切除標本の取り扱い方・20

甲状腺の切除標本の取り扱い方

著者: 三村孝1 藤沢俊道1 亀山香識2

所属機関: 1伊藤病院 2慶應義塾大学医学部病理診断部

ページ範囲:P.1461 - P.1468

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はじめに
 甲状腺腫瘍の手術において,重要なのは術中の所見である.腫瘍の大きさ,浸潤の有無,リンパ節転移の部位,程度などは手術の予後を左右する大きな因子である.これらの所見を正確に把握したうえで,適切な手術方法を選択することが必要である.また術中,腫瘍の割面の性状を観察することも重要である.術前診断と異なった知見が得られることが少なくない.わが国では甲状腺外科研究会により甲状腺悪性腫瘍全国登録が行われている.「甲状腺癌取扱い規約」1)には,切除標本の取り扱い方法とともに,登録に必要な記載事項が記されている.詳細な解説論文もある2).筆者らもこれらに準じて切除標本を取り扱っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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