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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻12号

2002年11月発行

文献概要

特集 肛門疾患手術のup to date

裂肛に対する手術—ESG法

著者: 早川一博1

所属機関: 1早川内科肛門科

ページ範囲:P.1531 - P.1535

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 SSG(sliding skin graft)法は,LSIS(lateral subcutaneous internal sphincterotomy)で治癒させることができない肛門狭窄を伴う重度の慢性裂肛に対して,現在最も標準的に施行されている術式の一つである.しかし,SSG法には括約筋切離によるincontinenceや瘢痕形成,異常知覚の残存などの術後後遺症も少数ながら存在する.これらの問題に対処し,さらに創治癒期間の短縮を目指してSSG法の皮膚弁に工夫を加えたSSG変法であるESG(extended skin graft)法を考案し,多くの先生方の追試を受け,現在に至っている.現在,行われているESG法と臨床的意義について説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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