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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻12号

2002年11月発行

文献概要

目で見る外科標準術式・35

粘液産生膵腫瘍(IPMT)に対する脾温存膵体尾部切除術

著者: 木村理1 布施明1 平井一郎1 神賀正博1

所属機関: 1山形大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1541 - P.1548

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はじめに
 膵の縮小手術としての「脾動静脈および脾臓を温存した膵体尾部切除術」は着実な広がりをみせている.この術式は小児の膵外傷に対しては行われていたものの,成人における膵の腫瘍性病変や慢性膵炎に対しては行われていなかった.筆者らの報告1〜3)以来,すでに慢性膵炎に対しては筆者らの推奨したコツに従って手術を成功裏に施行したという報告がみられる4,5).またIPMTに対しても症例を選んで行われるようになってきている6)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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