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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻13号

2002年12月発行

臨床報告・1

バリウム虫垂結石による急性虫垂炎の1例

著者: 宗岡克樹1 白井良夫3 藤村夏美2 佐藤英司2 須田剛士2 豊島宗厚2

所属機関: 1新津医療センター病院外科 2新津医療センター病院内科 3新潟大学大学院消化器・一般外科(第1外科)

ページ範囲:P.1725 - P.1728

文献概要

はじめに
 バリウム虫垂炎はバリウムを用いた消化管造影後に虫垂内にバリウムが残存し,急性虫垂炎を引き起こす病態である1).欧米では1970年のDehartの症例以来16例の報告がなされているが,本邦での報告は見られない.今回,バリウムを用いた上部消化管造影後2年9か月目に急性虫垂炎を発症し,虫垂切除術が施行され,硫酸バリウムからなる虫垂結石が虫垂炎の原因と考えられた症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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