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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻13号

2002年12月発行

臨床報告・1

悪性無症候性膵島細胞腫の肝転移に対し,streptozocin(STZ),5-FU肝動注療法が奏効した1例

著者: 柿原直樹1 高橋滋1 泉浩1 竹中温1 早雲孝信2 加藤元一3

所属機関: 1京都第二赤十字病院外科 2京都第二赤十字病院消化器科 3京都第二赤十字病院病理部

ページ範囲:P.1729 - P.1731

文献概要

はじめに
 無症候性膵島細胞腫瘍は比較的稀な疾患とされている1,2).本症は無症候性のために腫瘤が大きくなってから発見されることが多く,そのために悪性化も高頻度に見られるとされている3).今回,筆者らは術後多発肝転移をきたした膵島細胞腫に対し,皮下埋め込み型リザーバーを用いて動注化学療法を行い,肝再発後5年生存を得られた症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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