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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻2号

2002年02月発行

臨床報告・1

先天性胆管拡張症(戸谷V型)に発生した肝内胆管癌の1例

著者: 八木洋12 板野理1 小林直之1 神野浩光1 鈴木文雄1 大高均1

所属機関: 1国家公務員共済組合連合会立川病院外科 2現:慶応義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.259 - P.263

文献概要

はじめに
 先天性胆管拡張症とは総胆管を含む胆道系が先天的に種々の程度の拡張を示す疾患のことを称し1),ほぼ全例に膵胆管合流異常を合併することが知られている.胆道癌が高率に発生するため,膵胆管合流異常による膵液の胆管内逆流が発癌の重要な要因と考えられている.今回,筆者らは膵胆管合流異常を合併しない先天性胆管拡張症(戸谷V型)に発生した肝内胆管癌の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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