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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻3号

2002年03月発行

文献概要

特集 乳癌:初回治療の標準化

初回治療における放射線治療法の役割

著者: 築山巌1 片野進1

所属機関: 1栃木県立がんセンター放射線治療部

ページ範囲:P.361 - P.365

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 乳癌に対する放射線治療の役割は大きく,乳房温存療法の一環としての照射,進行乳癌に対する乳房切除術後の予防照射,局所再発に対する照射,遠隔転移に対する照射などさまざまな病態に用いられる.これらの照射は単独または内分泌療法,化学療法との併用で用いられる.
 放射線治療はおのおのの病態に応じて照射方法,線量などが異なる.ここでは各病態に対する初回治療としての放射線治療について文献的考察および放射線治療の具体的方法,その意義について概説した.放射線治療の技術的進歩は著しく,内科,外科との協力によってますますその乳癌の集学的治療に果たす役割は重要となるであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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