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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻3号

2002年03月発行

臨床研究

腹腔鏡下胆嚢摘出術におけるボイスコントロールロボットの有用性

著者: 菅原弘光1 岡田信一郎1 田名場善明1 里見進2

所属機関: 1釜石市民病院外科 2東北大学大学院先進外科学分野

ページ範囲:P.395 - P.398

文献概要

はじめに
 内視鏡下手術は低侵襲性が一般に認められ,近年盛んに施行されるようになった1).一方,開腹手術と異なり鏡視下手術における視野の確保は助手が内視鏡操作を行うため,術者にとって間接的,授動的なものとなった.
 1996年,音声制御ロボット(ボイスコントロールロボット)が開発され,腹腔鏡下手術において,有効性が報告されている2,3).当科では1998年12月からボイスコントロールロボットを腹腔鏡下胆嚢摘出術に導入し,2001年3月までに21例を経験した.筆者らの調べた範囲では,本邦におけるボイスコントロールロボットを用いた腹腔鏡下胆嚢摘出術の手術成績を検討した報告例は少ない3).そこで今回筆者らは,当科において施行したボイスコントロールロボットを用いた腹腔鏡下胆嚢摘出術と従来の腹腔鏡下胆嚢摘出術の臨床成績を比較検討し報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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