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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻4号

2002年04月発行

特集 消化器外科における機能検査

直腸肛門機能検査

著者: 高瀬康雄1 大矢雅俊1 中村哲郎1 小松淳二1 菅又嘉剛1 高野仁1 赤尾周一1 石川宏1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院外科

ページ範囲:P.441 - P.446

文献概要

 直腸肛門機能検査は直腸肛門部における便の保持と排泄にかかわる種々の因子を客観的・定量的に評価することを目的として施行される.マノメトリーでは内・外肛門括約筋機能を,直腸感覚検査では便の貯留能を評価する.便失禁の患者では肛門管感覚の障害が見られることもある.排便造影は肛門部での便排泄障害の証明や便排泄に伴う形態的異常の検出に有用である.肛門括約筋超音波検査や陰部神経・脊髄神経伝導速度測定は肛門括約筋の機能低下の鑑別診断に有用である.腸管通過時間は便輸送能の指標となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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