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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻4号

2002年04月発行

文献概要

特集 消化器外科における機能検査

胆嚢収縮機能検査

著者: 金光敬一郎1 平岡武久1

所属機関: 1熊本大学医学部第1外科

ページ範囲:P.455 - P.458

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 胆嚢の機能は胆汁の貯留と濃縮胆汁の排泄にある.胆嚢の収縮機能検査は胆嚢ディスキネジーの診断や,胆石溶解療法における胆嚢機能の評価および上部消化管手術後の胆道機能の評価に重要である.最近の画像診断装置の進歩によって胆嚢を可視できるようになり,胆嚢の収縮状態が把握されるようになってきた.
 今日,胆嚢収縮機能検査法では超音波検査を用いる方法,DIC CTを用いる方法,MRIとくにMRCPにて胆嚢容積を検討する方法などが開発されてきており,これらを紹介する.胆嚢収縮機能検査法としては侵襲の少ない超音波検査による方法やMRCPを利用した方法が第一選択となり,精密検査としてCTでの検査が有用な情報をもたらすものと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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