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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻4号

2002年04月発行

特集 消化器外科における機能検査

膵内分泌機能に基づいたガストリノーマ・インスリノーマの診断

著者: 河本泉1 土井隆一郎1 藤本康二1 嶋田裕1 川村純一郎1 今村正之1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科腫瘍外科

ページ範囲:P.459 - P.463

文献概要

 ガストリノーマ,インスリノーマなどの機能性膵内分泌腫瘍は微小な腫瘍で,従来の画像診断では診断が困難なことも多い.内分泌腫瘍の治療法の原則は根治的切除であり,そのためには術前の鑑別診断と局在診断は正確でなければならない.膵内分泌腫瘍はセクレチンやカルシウム負荷に対するホルモン分泌反応が正常細胞と異なっている場合があり,この反応を利用した検査法として選択的動脈内刺激剤注入試験やセクレチン負荷試験,カルシウム負荷試験が考案され有用である.微小な膵内分泌腫瘍の術前診断・局在診断にはこれら負荷試験が有用であることについて述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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