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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻4号

2002年04月発行

臨床報告・1

直腸癌術後16年目に発生した孤立性回腸転移の1例

著者: 下田雅史1 齋藤眞文1 上田進久1 前浦義市1 松永征一1 岡本茂2

所属機関: 1大阪府保健医療財団新千里病院外科 2NTT西日本大阪病院病理部

ページ範囲:P.549 - P.552

文献概要

はじめに
 大腸癌は治癒切除が行われれば5年生存率が70〜80%程度であり,比較的予後良好である.大腸癌治癒切除術後再発の約70〜90%は術後3年以内に認められ,術後5年以上経過した後の再発の頻度は低い.一方,大腸癌の小腸転移は比較的稀であり,剖検例の2.8〜8.2%に認められるにすぎない1).今回,筆者らは直腸癌術後16年目に回腸に単発性再発した非常に稀と思われる症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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