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臨床報告・1
大腿-膝窩動脈バイパス後に診断を得た強皮症由来動脈閉塞症の1例
著者: 市場隆1 竹本直明1
所属機関: 1津山第一病院心臓血管外科
ページ範囲:P.553 - P.556
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全身性進行性硬化症(強皮症)は四肢末梢の皮膚硬化が徐々に全身に及び,内臓諸臓器の結合組織が線維性硬化性病変を生じる膠原病である.自然経過はゆっくりと長期にわたり症状が進行するものや,ある程度経過すると進行がみられないものが多い1).今回,筆者らは慢性閉塞性動脈硬化症(ASO)の診断のもと,大腿-膝窩動脈バイパス(F-Pバイパス)を施行し,その直後から強皮症が顕性化,急速進行かつ劇症化を呈したが,早期診断,治療にて救命しえた症例を経験したので報告する.
全身性進行性硬化症(強皮症)は四肢末梢の皮膚硬化が徐々に全身に及び,内臓諸臓器の結合組織が線維性硬化性病変を生じる膠原病である.自然経過はゆっくりと長期にわたり症状が進行するものや,ある程度経過すると進行がみられないものが多い1).今回,筆者らは慢性閉塞性動脈硬化症(ASO)の診断のもと,大腿-膝窩動脈バイパス(F-Pバイパス)を施行し,その直後から強皮症が顕性化,急速進行かつ劇症化を呈したが,早期診断,治療にて救命しえた症例を経験したので報告する.
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