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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻5号

2002年05月発行

特集 肝切除術のコツ

術前

肝内胆管の名称のつけ方と術前同定方法

著者: 上坂克彦1 神谷順一1 梛野正人1 新井利幸1 湯浅典博1 小田高司1 二村雄次1

所属機関: 1名古屋大学大学院器官調節外科

ページ範囲:P.589 - P.594

文献概要

 肝内胆管枝を術前に正確に同定しておくことは,肝門部胆管癌などの手術において極めて大切である.そのためには,直接胆道造影像を多方向から撮影しておくことが必要である.まずすべての区域胆管枝が造影されているかを確認する.左葉胆管枝の同定には正面像に加えて第1斜位または第1斜位・頭前斜位像が,右葉胆管枝の同定には右下側面像が,また尾状葉胆管枝の同定には第1斜位・頭前斜位像が有用である.肝内胆管枝の走向には変異が多いが,臨床上よくみる変異は知っておくと便利である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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