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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻5号

2002年05月発行

文献概要

特集 肝切除術のコツ 手術

肝切除における術中超音波検査の具体的な使い方

著者: 島津元秀1 河地茂行1 田辺稔1 若林剛1 北島政樹1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.605 - P.607

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はじめに
 肝臓外科において,術中超音波検査は肝内脈管解剖の把握,病変の局在診断,微細病変の発見などに必要不可欠であり,現在では本検査を行わずに肝切除を行うことはありえない1).術中超音波検査では,高周波数の探触子を用いて直接肝表面から走査することにより,あらゆる方向から死角のない,解像度の高い画像を得ることができる.一方,術中検査の制約上,短時間で効率よく情報を得る必要があり,そのためには一定の手順に従って検査を進めることが無駄や見逃しをなくして正確な診断を行ううえで重要である.本稿ではその手順ならびに術中超音波検査による肝切除のナビゲーションを呈示し,さらに今後の展望についても触れてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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