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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻5号

2002年05月発行

文献概要

特集 肝切除術のコツ 手術

肝葉切除を開始する前にどこまでの血管処置が望ましいか

著者: 奥平定之1 矢永勝彦1 古井純一郎1 兼松隆之1

所属機関: 1長崎大学医学部第2外科

ページ範囲:P.637 - P.639

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はじめに
 肝臓切除では術中の出血量のコントロール,肝細胞癌切除では術中操作による経門脈性の肝内転移を防止するために,肝門部において切除領域の脈管処理を先行することが重要である,脈管の処理法としてcontrolled methodとGlisson鞘一括処理があり,また,肝阻血法としては古典的Pringle法,片葉阻血法(Makuuchi)がある.さらに,今までは,肝腫瘍に対する肝切除が肝臓外科の主流であったが最近では生体肝臓移植に対する肝切除も重要な肝葉切除の一つとなっている.本稿ではそれらの違いについて言及する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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