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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻5号

2002年05月発行

文献概要

米国でのProblem-Based Learning形式による外科研修

Problem-Based Conference(7)—ショックの病態とマネージメント(その1)

著者: 町淳二1 児島邦明2

所属機関: 1ハワイ大学医学部外科 2順天堂大学医学部第2外科

ページ範囲:P.675 - P.689

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1 はじめに
 前回は,救急でのマネージメントにおけるプライオリティーのおき方についてディスカッションしました.今回のproblem-based conferenceでは,そのプライオリティーの知識を前提として,さらに救急のマネージメントを要する“ショック”をテーマとし,その病態と鑑別診断,そして緊急時でのマネージメントについてディスカッションしたいと思います.前回の症例では上部消化管出血というショックの原因がわかっていたわけですが,今回はショックの鑑別診断と治療を行う上で,患者さんの病状と種々のショックの病態生理を知っておくことの重要性に注目したいと思います.今回取り上げるショックのような緊急症例で重要な点は,以下の通りです.
 (1)プライオリティーを考慮し,まず患者の生命を救うべく処置を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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