文献詳細
臨床報告・1
巨大後腹膜腫瘤形成をきたした特発性副腎出血の1例
著者: 榮福亮三1 越野保人1 阿部好弘1 岩田敏伸2 羅仕文3 北島敬一3
所属機関: 1鹿児島徳洲会病院外科 2鹿児島徳洲会病院内科 3鹿児島徳洲会病院泌尿器科
ページ範囲:P.695 - P.698
文献概要
特発性副腎出血は非常に稀な疾患であり,また副腎原発の腫瘍との鑑別が困難であり,手術によって初めて診断がつくことがある1,2).今回,筆者らは後腹膜腔に巨大な腫瘤形成をきたした副腎出血の1例を経験し,手術によって診断しえたので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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