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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻6号

2002年06月発行

特集 エビデンスから見直す癌術後患者のフォローアップ

肝細胞癌切除例に対するフォローアップ

著者: 首藤太一1 広橋一裕1 久保正二1 田中宏1 竹村茂一1 山本隆嗣1 金沢景繁1 上西崇弘1 田中肖吾1 西野佳浩1 木下博明1

所属機関: 1大阪市立大学大学院医学研究科消化器外科・肝胆膵外科(第2外科)

ページ範囲:P.771 - P.776

文献概要

 肝細胞癌(肝癌)切除例のフォローアップの際には再発後にも有効な治療法が存在するため,再発を早期に診断することが亜要である.このため残肝再発の危険因子(転移再発:大型,肝内転移巣,門脈腫瘍栓陽性.多中心性再発:肝硬変併存,HBV-DNA高値,HCV-RNA陽性)に留意するとともに他臓器転移再発の有無を診断すべきである.さらにウイルス肝炎の沈静化や定期的な食道静脈瘤の観察など背景肝疾患の病状把握と治療にも注意しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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