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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻7号

2002年07月発行

文献概要

特集 外科診療とステロイド療法

ステロイドホルモンの薬理

著者: 川村将弘1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学薬理学講座第1

ページ範囲:P.877 - P.883

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 ステロイドホルモンはいわゆるステロイド核を持つホルモンの総称である.したがって副腎皮質ホルモン(グルココルチコイド,ミネラロコルチコイド),卵胞ホルモン(エストラジオール),黄体ホルモン(プロゲステロン),精巣ホルモン(テストステロン),神経ステロイドなどが生理的に合成分泌されている.そのうち強力な抗炎症作用・免疫抑制作用を持つがゆえに,臨床でよく用いられるのはグルココルチコイドとその製剤であるので,ここではグルココルチコイドについて,その生合成過程とその調節機序,生理薬理作用と作用機序,副作用および構造活性相関について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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