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特集 外科診療とステロイド療法
ステロイドホルモンの薬理
著者: 川村将弘1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学薬理学講座第1
ページ範囲:P.877 - P.883
文献購入ページに移動 ステロイドホルモンはいわゆるステロイド核を持つホルモンの総称である.したがって副腎皮質ホルモン(グルココルチコイド,ミネラロコルチコイド),卵胞ホルモン(エストラジオール),黄体ホルモン(プロゲステロン),精巣ホルモン(テストステロン),神経ステロイドなどが生理的に合成分泌されている.そのうち強力な抗炎症作用・免疫抑制作用を持つがゆえに,臨床でよく用いられるのはグルココルチコイドとその製剤であるので,ここではグルココルチコイドについて,その生合成過程とその調節機序,生理薬理作用と作用機序,副作用および構造活性相関について述べる.
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