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私の工夫—手術・処置・手順
急性虫垂炎手術においてラッププロテクターミニ®を用いる方法
著者: 田中仁1 岩川和秀1 岡田憲三1 梶原伸介1
所属機関: 1市立宇和島病院外科
ページ範囲:P.980 - P.981
文献購入ページに移動一般的に急性虫垂炎の手術は,術者と前立ちの2人で行われることが多い.まず創の展開を前立ちが行う必要があり,これに難渋した場合はあとは術者1人の操作となる.症例によっては腹腔内の大網および小腸の圧排,虫垂の剥離,授動に難渋する例も多く,これに大部分の労力が費やされてしまうこともしばしばである.そこでラッププロテクターミニ®を用いて創の展開が行われると,腹腔内操作が2人で行え,術中の各操作を効率よく進めることができる.
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