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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻8号

2002年08月発行

文献概要

臨床報告・1

慢性高位腹部大動脈閉塞症を伴う発症34時間後の急性上腸間膜動脈閉塞症の1救命例

著者: 江田匡仁1 市原利彦1 上田裕一2

所属機関: 1公立陶生病院心臓血管外科 2名古屋大学大学院胸部機能外科学

ページ範囲:P.1151 - P.1154

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はじめに
 上腸間膜動脈(SMA)閉塞症は稀な疾患であり,診断に苦慮することが多く,いまだ死亡率も高い.またたとえ救命できたとしても多くは広範囲腸管切除を余儀なくされ,短腸症候群に悩まされる予後不良な疾患である1〜3).今回,筆者らは高位腹部大動脈閉塞症に伴って発症した上腸間膜動脈塞栓症に対し血栓除去術を施行し,良好な結果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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