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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻9号

2002年09月発行

文献概要

特集 パソコン活用術とその周辺

簡単にできる統計処理

著者: 長田理1

所属機関: 1東京女子医科大学麻酔科

ページ範囲:P.1231 - P.1239

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 従来の統計解析では背景因子を統一したうえで検討項目を比較する方法が中心であったが,患者背景を均一化することができない状況を対象とする疫学調査では,背景因子の影響を調整する必要が生じる.疫学研究に基づくEBMの普及によって,単純で膨大な計算処理を迅速かつ手間をかけずに処理するパソコン統計解析の主流は古典的比較検定から多変量解析とメタアナリシスへと移行しつつある.統計ソフトでメタアナリシスが可能なものはほとんどないが,比較的手順が簡単であるため表計算ソフトを利用するとよいであろう.多くの統計ソフトで解析可能な生存分析,共分散分析,ロジスティック回帰分析は,EBMに対応した統計解析としても重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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