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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻9号

2002年09月発行

文献概要

文学漫歩

—モーパッサン(著),新庄嘉章(訳)—『脂肪の塊』(1978年,講談社 刊)

著者: 山中英治1

所属機関: 1市立岸和田市民病院外科

ページ範囲:P.1266 - P.1266

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 日本静脈経腸栄養学会の「NST(nutrition sup-port team)プロジェクト実行委員会」で,タスクフォースに任命された.クリニカルパスでチーム医療の楽しさを味わったので,NSTにも取り組むことにした.栄養上の先生とも知り合いになれ,日本栄養改善学会で「術前術後栄養管理」の司会をさせて頂いた.
 栄養士の視点はずいぶん勉強になった.最近は栄養評価を詳細に行う外科医は少ない.かつては癌といえば栄養不良という時代もあったが,早期発見も増え,食べられなくなり受診することも稀である.最近は逆に肥満が多く,胃切除手術後に高脂質血症や糖尿病が治ることも多いという発表はまさに発想の転換を迫られるものであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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