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文献詳細

雑誌文献

臨床外科57巻9号

2002年09月発行

文献概要

臨床報告・1

胃癌術後に発症し鑑別診断に苦慮した腹部結核性リンパ節炎の1例

著者: 浦川雅己1 高橋克之1 澤田玲1 山本英司1

所属機関: 1中野共立病院外科

ページ範囲:P.1287 - P.1290

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はじめに
 わが国における結核性疾患の罹患率は1997年に10万人あたり33.9人と43年ぶりに前年を上回り,上昇に転じた.また1997年から1998年にかけても33.9から34.8人と2年連続で上昇している1)
 結核症例を経験したことのない臨床医も少なくなく,鑑別診断の落とし穴となることも多い.今回,早期胃癌の術後に大動脈周囲リンパ節腫大を認め,その鑑別診断に苦慮した1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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