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臨床報告・1
胃癌術後に発症し鑑別診断に苦慮した腹部結核性リンパ節炎の1例
著者: 浦川雅己1 高橋克之1 澤田玲1 山本英司1
所属機関: 1中野共立病院外科
ページ範囲:P.1287 - P.1290
文献購入ページに移動わが国における結核性疾患の罹患率は1997年に10万人あたり33.9人と43年ぶりに前年を上回り,上昇に転じた.また1997年から1998年にかけても33.9から34.8人と2年連続で上昇している1).
結核症例を経験したことのない臨床医も少なくなく,鑑別診断の落とし穴となることも多い.今回,早期胃癌の術後に大動脈周囲リンパ節腫大を認め,その鑑別診断に苦慮した1例を経験したので報告する.
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