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特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩 第Ⅰ部:クリニカルパス導入の実践 クリニカルパス作成の実例 3.乳腺
乳癌術後補助化学療法のクリニカルパス
著者: 青儀健二郎1 佐伯俊昭1 大住省三1 高嶋成光1
所属機関: 1国立病院四国がんセンター外科
ページ範囲:P.79 - P.82
文献購入ページに移動当院乳腺外科においては1999年3月から乳癌診療用クリニカルパス(以下,パス)の使用を開始し,さらに2001年4月から現在(2003年3月)までに約350名の患者に対し,術前診療情報提供用と入院後診療用の2段階式乳癌手術用パスを用いている.このパスは,①患者に対する詳細な情報開示とインフォームドコンセント取得の効率化,②医師と看護師の診療記録の一元化による問題の共有化と医療の効率化,③リスクマネージメントツールとしての利用,などの点で有用であることを報告してきた1,2).この有用性を乳癌の化学療法においても活用すべく今回化学療法用パスを作成したので報告する.
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