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文献詳細

雑誌文献

臨床外科58巻11号

2003年10月発行

特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩

第Ⅰ部:クリニカルパス導入の実践 クリニカルパス作成の実例 4.上部消化管

胃全摘術のクリニカルパス

著者: 山中英治1

所属機関: 1市立岸和田市民病院外科

ページ範囲:P.113 - P.117

文献概要

はじめに

 胃全摘術の対象となる胃癌は幽門側胃切除術の対象よりも進行癌であることが多い.リンパ節郭清などの手術操作範囲が広くなるが,自動吻合器の利用で手術時間は幽門側胃切除術と大差がなくなった.器械吻合のため縫合不全がなく,術後5日目くらいから経口摂取も可能である.また幽門側胃切除術よりも吻合部浮腫による通過障害も少ない.したがって,当科では胃全摘術も幽門側胃切除術と同じクリニカルパス(以下,パス)を使用している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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