文献詳細
特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩
第Ⅰ部:クリニカルパス導入の実践 クリニカルパス作成の実例 5.肝・胆・膵
文献概要
術後管理の標準化をはかる
膵頭十二指腸切除(PD)の適応となる症例は一般に各施設とも多くはない.当院でも年間10~15例程度である.症例数は多くはなく,また症例ごとに経過が異なる場合も多いと思われるが,PDもクリニカルパス(以下,パス)を作成することにより,術前・術後管理を標準化し,システム化することが可能である.
患者に対しては術前・術後の経過について説明し,理解していただくための資料となり,患者中心の医療の重要なツールとして役立つ.
パス作成の過程を通して,術後管理の要点や問題点について,医療スタッフ間で共通の理解を形成することができるのも大きな利点として挙げられる.
本稿では,当院の膵頭十二指腸切除術のパスについて概説する.
膵頭十二指腸切除(PD)の適応となる症例は一般に各施設とも多くはない.当院でも年間10~15例程度である.症例数は多くはなく,また症例ごとに経過が異なる場合も多いと思われるが,PDもクリニカルパス(以下,パス)を作成することにより,術前・術後管理を標準化し,システム化することが可能である.
患者に対しては術前・術後の経過について説明し,理解していただくための資料となり,患者中心の医療の重要なツールとして役立つ.
パス作成の過程を通して,術後管理の要点や問題点について,医療スタッフ間で共通の理解を形成することができるのも大きな利点として挙げられる.
本稿では,当院の膵頭十二指腸切除術のパスについて概説する.
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